【FOLDING BIKES TRIP】

◇easy going everywhere slow ride style◇ 折りたたみ小径車・クロモリロードバイクでの走行記と日々の三文雑記。

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■渋沢栄一の街「深谷」へ

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JR深谷駅、ご立派な煉瓦造りの見事な駅舎です。


高崎線も熊谷を越えると停車駅でも寒冷のために
電車の出入りドアが開かなくなります。

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千葉よりも3℃ほど寒いです。

遠くに来たことを実感。

優美な駅舎の前でMR4を組み立て。

1階の観光案内所でマップをいただいて出発。


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駅舎とは対照的に駅前は空地も目立ち静かな雰囲気
ですがすこし周囲を散策すると古く渋い建物に出逢
えます。


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「深谷シネマ」
旧中山道の酒蔵を改造したものです。
来週から「最強のふたり」上映予定。


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煉瓦造りの煙突。



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しばらく北に進むと

「日本煉瓦製造」の敷地に到着。
歴史資料館は残念なことに金曜日のみ公開でした。


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このレンガ工場で東京駅や赤坂迎賓館のレンガ
が造られたそうです。

「ホフマン輪窒6号」、観たいものです。

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旧事務所、明治20年(1887)ドイツ人技師の居宅。


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福川陸橋、公園内にひっそりと
佇んでおりますが明治28年
ポーナル型プレートガーター
橋としては日本最古で貴重な
鉄道遺跡。


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凍てつく川、寒いです。



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さて今日のメインスポット、重要文化財
■「誠之堂」へ。

元は世田谷の瀬田の第一銀行の運動場「清和園」に
渋沢の喜寿(77歳)を記念してつくられた建物。

設計は清水組(現清水建設)田辺淳吉。

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先ほどのレンガ工場でつくられた不良品の煉瓦だそう。

たしかに色がバラバラ、しかしそれが逆にいい雰囲気に。

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漢語で「喜寿」と朝鮮風の装飾積み。


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「イギリスの田舎小屋風で建坪は30坪くらい」が渋沢翁の希望だっだそう。

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色ムラのあるレンガ、凹凸感も味があります。

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内部も見所満載。
ご案内いただいた解説員の大川護氏がまた素晴らしい方で
私が「渋沢氏の評伝は結構読みまして、古建築見学も大好きです」
と申しましたら「マニアック度A級(笑)」の解説をしてくださいました。
深謝でございます。


屋根は英国17世紀ごろのハーフティンバースタイル。
いい雰囲気です。

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和風に杉を用いての網代天井で和風の意匠も。
この田辺氏の芸術的センスが随所に現れ
当時から建築研究者、関係者の間では大正期
の建築物として高い評価を受けていたようです。


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八角に面戸られた建具。

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アメリカ・イェール製のハンドメイド。

Made for SCHIMIDZU by YALE と刻印
当時建築部材のほとんど輸入物。

「すごいでしょ~!」と大川氏。マニアックです。
実物の重厚感はいずれもスゴイものです。


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ティフアニー製のガラスを用いた
ステンドグラス。

漢代の貴人と侍者を題材にした
デザイナー森谷延雄(佐倉市出身)
の製作。

見事なご解説に唸ってばかりの私。

さて隣の
■「清風亭」へ


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こちらはスペイン風田園住宅。

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設計は銀行建築の第一人者西村好時。

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外観はこちらの方が私好みです。
白壁と黒い煉瓦のコントラストが素敵。


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内部も高度な左官技術を感じる塗り壁が圧巻。



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当時の写真が

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平成9年に銀行のグラウンド売却にともない
取り壊しの危機に瀕しましたが深谷市が
譲り受けに名乗りを上げ議会の承認を得て
2年と3億8千万円をかけて移築。


こうした煉瓦建築物の移築も前代未聞だった
そうですが「大ばらし」を応用した清水建設
の粋を集めた工法で見事実現。

めでたく平成11年に移築復元完了。

今回の鹿島建設の東京駅復元もそうですが
日本の建設技術は世界一の水準を誇って
いるのでこのような大正・明治期の復元等
やればできるのですが「要は資金と理解と
やる気があるか否か」だそうです。

今年一回目の建築探偵団でしたが非常に充実いたしました。

遠路はるばる深谷まで来た甲斐がありました。

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大川さんに40分ばかり丁寧なご解説をいただきました。
ありがとうございます。

しかもこれから生家の方へ回るというと手作りの地図まで
頂戴しました。

几帳面な字で距離まで記入されております。


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その地図をもとに尾高蘭香生家へ

渋沢栄一が幼少時論語を学んだのが尾高氏。



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記念館で見学。

地元が誇る偉大な翁がよくわかります。

偉業も多々ありご立派ですけど
女性関係もかなり華やかだったようで
好色漢、艶福家などとも評伝で語られています。

家も再婚した奥さんとお妾さん、たくさんの子供も
だれが母親なのか?てんやわんやだったようで
こうした人間「渋沢栄一」のほうにむしろ親しみ
を感じました。

伊藤博文も芸者大好きで明治天皇によく注意喚起
されていたとか、教科書に載っていない(裏)偉人伝
は結構面白いものです。


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生家(中の家)巨大!

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隣の番頭さんの家が営むお店で
「煮ほうとう」深谷ねぎ等野菜が
たっぷり入っていて美味しい。

冷えた身体が温まります。

JAZZがかかり、しばしまったりします。

自転車で回るにちょうどいいサイズの街でした。

深谷ポタののちは利根川沿いへ。


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利根川自転車道路(海から175km)地点
北風に乗って快走!という目論見でしたが
ほとんど無風状態(泣)。

ほどなく熊谷市にはいりえっちら漕ぎますがまあスピードがでません。

リアディレーラーも不調でドライバーで調整しながら・・・。


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冬の景色も楽しみでしたが今日は靄っぽく
僅かに赤城山や日光の山頂が望めるのみ。



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それにしても千葉同様に利根川沿いの風景は見事に単調です。
昨年初ライドで走った渡良瀬川のほうが風景は楽しめます。

行田を越えて利根大堰へ
この堰はあゆ、サケが遡上できるように魚道を
つくり見事成功したそうです。


更に羽生市へ


脚がいよいよ廻らなくなってきました。


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「道の駅羽生」でおやつ休憩。

これから伊勢崎(驚)へ帰るローディ氏と雑談。

1995製の名車TREK5200、

なんと18年前のカーボンバイク初期のUSAバイクです。

デユラエース・アルテグラ(8速)の当時のコンポ
が付いているのがお見事。

もう補修品の予備がないのでシフトレバー等をだましだまし
いじりながら延命させているそうです。

アヘッドステムがクラシカルな雰囲気。

大事にされているカーボンバイクです。

私のMR4の折り畳みも実演しましたら
「こりゃすごいね!」と驚かれていました(笑)。


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単調な路と風景は相変わらずで
午後から西の風は残念ながら外れたようです。


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3時半、いよいよ冬の陽も傾いてきました。

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東武線の陸橋でCRを外れます。


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線路沿いに「栗橋駅」を目指します。


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久しぶりの「ちび輪バック」でパッキング。
ちょっとかさばりますが担ぐのが楽です。


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ちょうどよいタイミングで16:40発の浅草行きの東武の区間快速へ

車中の暖房の暖かさにウトウトと

北千住、牛田、関屋経由で京成で帰宅。


充実した今年初の一日輪行旅でした。
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  1. 2013/01/12(土) 20:35:04|
  2. サイクリング
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

No title

素晴らしい街ですね。
何気ない利根川沿いの風景もdadashinさんの写真で見ると魅力的です。
「煮ほうとう」も美味しそうで行きたくなりました。
  1. 2013/01/15(火) 12:49:56 |
  2. URL |
  3. xiaoxiong #-
  4. [ 編集 ]

*こんばんは*

誠之堂、外壁の煉瓦の濃淡がほどよく混ざり違和感なくデコボコしているのが素晴らしいなぁと思いました。
それなのに内装に網代天井があるのには驚きました。
その下の写真の部屋?会議室?では円筒になっている天井が洋風でナニカの模様?リーフ?が
見えていて田辺氏のこだわりのようなところが少し感じられました。(たぶん...^^)
ステンドグラスもいいですね。
清風亭は白黒とシンプルでモダンなイメージかな?
しかし大川さんの丁寧な手作りの地図がよいですね!
深谷市の歴史と文化をとても大事になさっているのだなぁと感じられます。

線路と夕日の写真がきれいです。
それと煮ぼうとうも美味しそうです♪
では。
  1. 2013/01/15(火) 22:39:55 |
  2. URL |
  3. かえるるるるん。 #2S/7VLnU
  4. [ 編集 ]

No title

xiaoxiongさん、こんにちは、今年もよろしくお願いいたします。
深谷は自転車で回るにちょうどよいサイズの街でした。冬は名物「煮ほうとう」を
いただくと凍える身体も温まりますのでお勧めです。
けどけど利根川自転車道はほんとに単調で、独りですとけっこう萎えます(笑)。
輪行をからめないと私にはちょっと無理でした。
ではでは。



  1. 2013/01/16(水) 06:58:31 |
  2. URL |
  3. dadashin #-
  4. [ 編集 ]

No title

かえるるるるんさん、このふたつの建物はさほど期待感もなかったのですけど
実物を見学してみてお話をうかがうとびっくりものの歴史建造物でした。
百聞は一見にしかず・・・。です。
  1. 2013/01/17(木) 08:05:44 |
  2. URL |
  3. dadashin #-
  4. [ 編集 ]

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